港北区師岡町の腰痛専門整体院「そわか整体院」の大橋です。
昔、ある村に顔の醜い少女がいました。孤児で、家もなく、森の落葉の中にもぐり、橋の下に寝る。
色は真黒、髪はボウボウ。着物はボロボロ、身体は泥だらけ。
少女は、その醜さゆえに、「泥かぶら」と呼ばれていました。 ある日のこと、旅の老法師から
「これこれ、泥かぶらよ、きれいになりたいのなら、その方法を教えよう」と3つのコツを教わりました。
1つは、自分の醜さを恥じないこと。
2つ目は、いつもにっこりと笑っている事。
3つ目は、人の身になって思うこと。
泥かぶらは、激しく心を動かされます。
というのも、それらは今までの自分とまったく正反対の生き方だったからです。
「この3つを守れば村一番の美人になれる」、、、
人の嫌がることもニコニコしながら次から次にしていきます。
中略
すると、心も穏やかになっていき、醜かった表情が消えてなくなっていきました。
どんな人に会っても、その人を楽しませようとします。
ある人買いに連れられて都へ行く途中
「売られて行くというのに、おまえはどうしてそんなに明るくしていられるのだ」
不思議がる人買いに、泥かぶらは、自分の心にある美しく、楽しい思い出だけを、心から楽しそうに話して聞かせるのでした。
そんな泥かぶらの姿に人買いは、激しく心を揺さぶられます。
親に捨てられ、家もない娘が不幸でなかったはずはない。
それなのに、誰に対しても恨みごとを言わず、むしろ村人たちに感謝さえしている。
そして、この自分に対しても、楽しい話ばかりして喜ばせようとしてくれている。
それに引きかえ、
それに引きかえ、、、
ああ、自分のこれまでの生き様はなんだったのか、、、
月の夜、、人買いは、泥かぶらに置き手紙を残して姿を消します。 手紙には、、、 「私はなんてひどい仕事をしていたのだろう。お前のおかげで、私の体の中にあった仏の心が目覚めた。ありがとう。仏のように美しい子よ」
泥かぶらはそのときはじめて、法師が自分に示してくれた、教えの意味を悟り、涙するのです。
わたしたちは、自分の運命を変えることができるんですね。
人を許すこと、自分を許すことで、自分と周りは変わるようです。
最後までブログをご覧になっていただきありがとうございました。