港北区師岡町の腰痛専門整体院「そわか整体院」の大橋です。
大阪府岸和田市の小学6年生、森琴音さん(12)は、3歳のとき事故で心肺停止となった。
一命を取り留めたが、低酸素脳症の重い後遺症で下半身はマヒし、言葉も失った。
その琴音さんのエッセーが心に響きましたので、ご紹介させて頂きます。
森琴音 「わたしの願い」
わたしはしゃべれない歩けない
口がうまくうごかない
手も足も自分の思ったとおりうごいてくれない
一番つらいのはしゃべれないこと
言いたいことは自分の中にたくさんある
でもうまく伝えることができない
先生やお母さんに文字盤を指でさしながら
ちょっとずつ文ができあがっていく感じ
自分の言いたかったことがやっと言葉になっていく
神様が1日だけ魔法をかけて
しゃべれるようにしてくれたら…
家族といっぱいおしゃべりしたい
学校から帰る車をおりてお母さんに
「ただいま!」って言う
「わたし、しゃべれるよ!」って言う
お母さんびっくりして腰をぬかすだろうな
お父さんとお兄ちゃんに電話して
「琴音だよ!早く、帰ってきて♪」って言う
2人ともとんで帰ってくるかな
家族みんながそろったらみんなでゲームをしながらおしゃべりしたい
お母さんだけはゲームがへたやから負けるやろうな
「まあ、まあ、元気出して」ってわたしが言う
魔法がとける前に
家族みんなに
「おやすみ」って言う
それでじゅうぶん
産経ニュースの記事より
当たり前になっていた自分が恥ずかしいと思いました。
歩けることも、
しゃべれることも、
おやすみって言えることも、
本当にありがたい事だと教えてもらいました。
こうして読んでいて下さる皆様がいることにも感謝します。
感謝、深まる素晴らしい“詩”をありがとうございます。